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室内ドアのガラス交換にかかる費用の内訳|ステンドグラス

室内ドアのガラスをステンドグラスに替える費用は、本体・取り付け・付帯工事の三つに分かれます。同じ面積でも金額が変わる四つの理由について解説します。

「室内ドアのガラスをステンドグラスに替えたい。いくらかかりますか」——このご質問に一言でお答えするのは、正直むずかしいところがあります。同じ大きさのドアでも、金額が二倍以上変わることがあるからです。

とはいえ、変わる理由ははっきりしております。このページでは、費用が何で構成され、どこで差がつくのかを内訳に分けてご説明いたします。お見積もりを他社と比べるときにも使える視点かと思います。

費用は三つに分かれる

室内ドアのガラス交換にかかる費用は、ステンドグラス本体・取り付け工事・付帯工事の三つに分かれます。見積書がこの三つに分かれていない場合は、内訳をお尋ねになったほうがよろしいかと思います。

内訳目安何で決まるか
ステンドグラス本体20〜80万円面積、デザイン、ガラスの種類
取り付け工事別途現地までの距離、作業の難易度
付帯工事必要に応じてガラス押えの製作、ドアのくり抜きなど

三つめの付帯工事を最初に見込んでいない見積もりは、あとから金額が動きます。

本体価格を決める四つの変数

一.面積。最も分かりやすい要素ですが、面積だけで決まるわけではございません。同じ面積でも、次の三つで金額は動きます。

二.デザイン。直線か曲線か、そしてガラス片をいくつに分けるか。ここが費用を最も左右いたします。ステンドグラスの手間は、ガラスを切る回数と、ケイム(鉛のリード線)で組む長さにほぼ比例するためです。大きなガラスを数枚組んだ意匠と、細かく割った草花の意匠とでは、同じ面積でも手間が数倍変わります。「繊細なデザインほど高い」のは、この理由です。

三.ガラスの種類。現行の色ガラスか、英国ヴィクトリア時代のアンティークガラスか。アンティークガラスは在庫が限られ、割れても同じものが手に入らない貴重なガラスです。切るときの歩留まりも読みにくいため、その分が価格に反映されます。現行の色ガラスにもさまざまな価格帯のものがあり、どれを選ぶかが全体の金額に響きます。

四.安全加工の有無。合わせガラス加工や強化ガラスとの組み合わせを行う場合、その分の費用が加わります。小さなお子様がいらっしゃるご家庭のドアや、全面がステンドグラスのドアでは、お勧めしております。詳しくはステンドグラスドアをご覧ください。

そもそも交換できるドアかどうか

費用の話の前に、そのドアが交換できる構造かという問題がございます。ガラスを押さえている押縁(おしぶち)が外せる框戸(かまちど)であれば、まず可能です。内部が空洞のフラッシュ戸で、ガラスが接着で固定されている場合は、入れ替えができないこともございます。

また、ドアの上から下まで細いガラスが組み込まれていて、上下に木の囲みがないドアは交換ができません。そのほかにも、ガラスの交換やドアのくり抜きができない構造のドアがございます。

この見分け方は、道具なしでご自身で確かめられます。框戸とフラッシュ戸の見分け方に四つの方法をまとめておりますので、あわせてご覧ください。

ドアを製作して、既設のドアと交換する場合

ガラスの交換ができない構造のドアであっても、あきらめる必要はございません。ドアそのものを製作し、既設のドアと入れ替える方法がございます。

この場合はステンドグラスに合わせて建具から設計いたしますので、意匠の自由度は最も高くなります。ガラスの面積、框(かまち)の見付け寸法、木の樹種や塗装まで、すべて決めていただけます。既存の開口寸法に図案を合わせる必要がないため、「入れたい図案が納まらない」ということも起こりません。

費用は、ステンドグラス本体に加えて建具本体の製作費がかかりますので、ガラス交換より高くなります。丁番についても、この段階で検討いたします。ステンドグラスを納めた建具は一般的な板ガラスのドアより重くなりますので、重量に見合った丁番を選び、必要に応じて本数を増やします。建具と一緒に設計しますので、あとから不具合が出ることはございません。

なお、ガラスの交換のみの場合、丁番は交換いたしません。既存のドア枠・丁番・ドアノブは、そのままお使いいただけます。

ご予算に合わせるには、順番がある

ご予算に合わせる方法はいくつかございますが、調整する順番がございます。

先に見直すべきはデザインです。図案を大づかみな構成にすれば、意匠としての力を保ったまま費用を下げられます。次にガラスの種類。アンティークガラスを使わず、現行の手に入りやすいガラスで構成する方法もございます。

お見積もりまでの流れ

ドアを閉めた状態の正面と、ガラスの縁に寄ったお写真を各一枚お送りいただければ、交換できるかどうかと、おおよその費用感をご返答いたします。採寸も図面も必要ございません。価格帯の全体像は価格に、既存住宅への施工方法は後付け施工にまとめております。まずはご相談・お見積もりより、お気軽にお声がけください。

FAQ

よくあるご質問

相談前に図面は必要ですか?

図面がある場合は、建具寸法、平面図、立面図をご共有ください。図面が未確定の場合でも、参考写真や設置予定場所の寸法をもとに初期相談が可能です。

アトリエの見学は予約が必要ですか?

いいえ、完全予約制ではございません。定休日以外は営業しております。

ただ、現場や打ち合わせで留守にしていることがございます。ご来店の前にご一報いただけると確実です。お電話でもメールでも構いません。

アトリエでは、制作中のもの、ガラスの在庫、英国ヴィクトリア時代のアンティークの実物をご覧いただけます。

寺社仏閣の案件も相談できますか?

可能です。空間の歴史性や光の入り方を踏まえ、慎重に計画します。

Case Studies

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