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マンションの室内ドアにステンドグラスは入れられるか|専有部分と共用部分

マンションの室内ドアは専有部分にあたるため、ステンドグラスにできます。共用部分の玄関ドアはできません。フラッシュ戸の扱い、搬入経路の確認、賃貸の場合の方法まで整理しました。

「マンションなので、うちは無理ですよね」——ご相談の最初に、そうおっしゃる方が少なくありません。

そんなことはございません。マンションの室内ドアは、ステンドグラスにできます。ただし、戸建てとは確認する順番が違います。できる場所と、できない場所がはっきり分かれるためです。

室内ドアは「専有部分」です

マンションは、住戸のなかでも「専有部分」と「共用部分」に分かれています。この線引きが、そのまま可否の線引きになります。

室内ドアは専有部分にあたります。リビングドア、居室のドア、廊下との間の建具。これらは住戸の内側にあり、外観にも共用の設備にも関わりません。ですので、多くの場合は管理規約上の問題になりません。

とはいえ、規約は管理組合ごとに違います。工事の届出が必要かどうかだけは、事前にご確認いただくことをお勧めしております。「室内建具のガラス交換」として届け出れば足りることがほとんどです。

玄関ドアは、できません

正直に申し上げます。マンションの玄関ドアは共用部分にあたることがほとんどで、加工できません。

共用廊下に面していて、建物の外観の一部を構成しているためです。防火の仕様が指定されていることもあります。内側だけだから、と考えたくなりますが、ドアという一枚の建具そのものが共用部分として扱われます。

ですから、マンションでご検討の場合は、対象は室内ドアと室内の開口部に限られるとお考えください。玄関まわりで光を足したい場合は、玄関ホールに面した室内ドアや、廊下との間仕切りが候補になります。

マンションのドアは、ほとんどがフラッシュ戸

もうひとつ、戸建てと違うところがあります。建具のつくりです。

マンションの室内ドアは、フラッシュ戸であることがほとんどです。骨組みに合板を貼って表面を平らに仕上げたもので、内部は空洞。ガラスが入っている場合も、接着や樹脂の見切りで固定されていて、取り外しを想定していません。

この場合、押縁を外してガラスを入れ替える方法は使えません。既設と同じ寸法でドアを新しく制作し、既存の枠を活かして交換することになります。オーク突板材やマホガニー突板材で制作いたします。枠には手を入れませんので、大がかりな工事にはなりません。

ご自宅の建具がどちらかは、道具なしで見分けられます。框戸とフラッシュ戸の見分け方に四つの方法をまとめておりますので、先にお確かめいただくこともできます。

搬入経路を、先に確認します

ドアごと制作する場合、マンションならではの確認事項があります。完成したドアが、そこまで運べるかです。

見ているのは二つです。エレベーターの内寸と、共用廊下の曲がり。とくに廊下から玄関へ入る角は、寸法が出ていても実際には振り回せないことがあります。

開口が大きい場合は、分割して搬入し、現地で組む方法をとります。あらかじめそう設計しておけば、仕上がりに影響は出ません。「入らないので諦めていただく」ということにはなりませんので、ご安心ください。

賃貸のマンションでも、方法があります

分譲ではなく賃貸の場合は、建具そのものに手を入れられません。この場合は、いまのガラスを残したまま、室内側にステンドグラスを重ねる方法になります。

元のガラスに触れませんので、退去時には取り外して元に戻せます。取り付け方によっては、ネジ穴を残さずに施工できる場合もございます。くわしくは賃貸住宅でステンドグラスを楽しむ方法をご覧ください。

まずは、ドアの写真を二枚

ドアの正面と、ガラスの縁に寄った写真を各一枚。この二枚で、フラッシュ戸か框戸か、入れ替えができるか、ドアごとの制作になるかが判断できます。採寸も図面も必要ございません。

マンション名や階数をお知らせいただければ、搬入経路もあわせて検討いたします。

ドアの三つのつくり方はステンドグラスドアに、費用の内訳は価格にまとめております。まずはご相談・お見積もりより、お気軽にお声がけください。

FAQ

よくあるご質問

相談前に図面は必要ですか?

図面がある場合は、建具寸法、平面図、立面図をご共有ください。図面が未確定の場合でも、参考写真や設置予定場所の寸法をもとに初期相談が可能です。

アトリエの見学は予約が必要ですか?

いいえ、完全予約制ではございません。定休日以外は営業しております。

ただ、現場や打ち合わせで留守にしていることがございます。ご来店の前にご一報いただけると確実です。お電話でもメールでも構いません。

アトリエでは、制作中のもの、ガラスの在庫、英国ヴィクトリア時代のアンティークの実物をご覧いただけます。

寺社仏閣の案件も相談できますか?

可能です。空間の歴史性や光の入り方を踏まえ、慎重に計画します。

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