京都府 マンション リビングの欄間ステンドグラス
長年気に入らなかったすりガラスの欄間を、3枚のステンドグラスに入れ替えました。中央は英国のアンティーク、両側は合わせて制作。分譲マンションの専有部分での施工事例です。
トシ ステンドグラス デザイン|京都発 ステンドグラス 光の空間再設計
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加工できる建具か、夜に外からどう見えるか、結露と断熱をどうするか。玄関は唯一外部に面するドアです。図案を決める前に確認している三点をご説明します。
玄関ドアにステンドグラスを入れたい。そうお考えになったとき、多くの方はまず図案から検討を始められます。けれども当スタジオでは、図案の話をする前に、必ず三つのことを確認しております。
この三つを飛ばして図案から決めますと、あとで納まらない、思っていた見え方にならない、といったことが起こります。玄関は、住まいのなかで唯一、外部に面するドアだからです。
まずここです。戸建ての玄関ドアが既製品のアルミサッシである場合、ガラスの入れ替えはメーカー保証の対象外となることがございます。断熱性能や防火性能を前提に設計された建具では、ガラスを替えることで当初の仕様から外れてしまうためです。
マンションの場合はさらに明確で、玄関ドアは共用部分にあたることがほとんどです。お客様の所有物であっても管理組合の管轄となりますので、加工はできないとお考えください。
では玄関にステンドグラスを入れることをあきらめるのかというと、そうではありません。ドア本体ではなく、その周囲に納める方法があります。ドア上部のFIX窓(欄間)、脇の袖窓、玄関ホールの室内窓。実際、当スタジオがお引き受けする玄関まわりの仕事は、この形が少なくありません。
大阪府の事例では、既存の玄関ドア上のFIX窓に、1900年代の英国ヴィクトリア時代のアンティークステンドグラスを納めました。ドアには一切手を触れておりませんが、玄関の印象は大きく変わっております。
ステンドグラスは、光を通してこそ美しくなります。したがって玄関のステンドグラスが最も美しく見えるのは、夜、外からです。室内の明かりが色ガラスを透過し、道路から見たときに輝きます。
ここで同時に起こるのが、室内のシルエットが透けるという現象です。昼間に室内から見ているだけでは気づきません。夜、外から見て初めて分かります。
この調整は、色ではなくガラスの透過性の選び方で行います。同じ赤でも、透明度の高いガラスと、光を拡散させる型板ガラスとでは、透け方がまったく違います。人が立つ高さにあたる部分にどのガラスを置くか——ここは図案の美しさとは別の判断です。
あわせて確認するのが、門から玄関までの距離と、前面道路との高低差です。道路から見上げる位置関係なのか、見下ろす位置なのかで、実際に目に入る範囲が変わります。図案の重心をどの高さに置くかは、この条件で決まります。
三つめは、室内ドアでは起こらない問題です。
単板のステンドグラスをそのまま外気に面させますと、冬季に結露が生じます。ケイム(鉛のリード線)は金属ですので、外気の冷たさを室内側へ伝えます。結露した水分がケイムの際にたまり続けますと、長期的には周囲の木部を傷めることもございます。
そのため玄関まわりでは、既存のガラスを残したまま、室内側にステンドグラスを重ねる納まりをご提案する場合がございます。間の空気層が緩衝になり、結露を避けながら断熱性能も保てます。「元のガラスを外さないと本格的ではない」ということはございません。
工法ごとの違いは後付け施工に整理しております。
三つを確認して初めて、どこに、どの大きさで、どういう性格のガラスを使うかが決まります。図案は、その結果として現れるものだと考えております。
逆に申しますと、この順番を守れば「気に入った図案が、うちには納まらなかった」ということが起きません。遠回りに見えて、これが最短の道です。
玄関ドアを閉めた状態の正面写真を一枚お送りいただければ、加工できる建具かどうか、ドア本体と周囲のどちらに納めるのが適するかをご返答いたします。門から玄関を見た写真も添えていただけますと、見え方の検討まで進められます。
ドアへの施工全般はステンドグラスドア、費用の考え方は価格にまとめております。まずはご相談・お見積もりより、お気軽にお声がけください。
FAQ
図面がある場合は、建具寸法、平面図、立面図をご共有ください。図面が未確定の場合でも、参考写真や設置予定場所の寸法をもとに初期相談が可能です。
いいえ、完全予約制ではございません。定休日以外は営業しております。
ただ、現場や打ち合わせで留守にしていることがございます。ご来店の前にご一報いただけると確実です。お電話でもメールでも構いません。
アトリエでは、制作中のもの、ガラスの在庫、英国ヴィクトリア時代のアンティークの実物をご覧いただけます。
可能です。空間の歴史性や光の入り方を踏まえ、慎重に計画します。
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当スタジオでは、こだわりの住宅・マンション・別荘・商業空間・寺社仏閣に向けた完全オーダーメイドのステンドグラスをご提案しています。建具寸法、平面図、立面図、参考写真をご共有いただくと、より具体的な検討が可能です。